弁理士試験の勉強を始めて3年目に入った頃、
受験生仲間の一人が「速読」の訓練をしたら仕事の効率が上がった、
勉強に効果があると期待している、と教えてくれました。
勉強と仕事だけの生活に飽きていた私は、ちょっと心を動かされ、
彼に紹介してもらった速読教室に通ってみることにしました。
そこで教わったことは、視野を広げる訓練、読まずに眼に写す訓練、呼吸法などでした。
夏の終わりくらいから年末まで、気の向いた時、
受験勉強をするのが嫌になった時などに通ったと記憶しています。
速読そのものはちっとも上達しませんでしたし、
速読教室に通ったことさえ思い出せないようなことでした。
しかし、速読と大いに関係があると言われている「右脳」というキーワードを
大きく意識するようになったのは、この速読教室がきっかけでした。
また、呼吸法を習ったことで集中力が着いたというか、
落ち着いて、腰を据えて受験勉強をするようになったような気がします。
速読を上達させて受験勉強に成果を求めていたこの時期、
右脳を鍛えよう、右脳を仕事で使おう、といったノウハウ本は何冊も読みました。
そのおかげで、今でも「右脳」を意識することは多いように思います。
「視野を広げる」という言葉とともに。