コンテンツにスキップするには Enter キーを押してください

◎大学における知財教育 第二十二回

(5)若い弁理士を、の声

個別相談も講義も、熱意があれば、少々分かりにくくても、話が下手でも、教育効果を残すことができる、
ということを、私は確信しています。

仮に、「よく分からなかった。」と感じた聴講者がいたとして、熱意があったとすれば、
知財に対する感情は悪化しにくいし、知財サポーターになってくれる可能性も高い。

逆に熱意がなかったとすれば、「知財なんて分からないし、くだらない」となってしまうおそれがあります。
それが弁理士の一般的評価につながってしまっては、大変不幸なことだと思います。

よく聞かれるのが、「講師には、若い弁理士さんをお願いします。」という声です。

これは何を意味しているのか。「創造、チャレンジ」といったキーワードを掲げている
大学における知財教育の講師が、「チャレンジ」を忘れて久しい保守化した考えの持ち主では困る、
ということではないでしょうか。

決して「実年齢」のことではないはずです。

 →第二十三回