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◎勉強への動機付け(1)

弁理士試験の勉強のために、毎週土曜日に開催されるある私的なゼミに入会させていただいたのですが、
そのゼミには、入るに際して「なぜ弁理士試験の勉強をするのか。」
というレポートを提出するように申し渡されました。

今思い返してみると、「なぜ弁理士試験に合格したいのか。」
あるいは、「なぜ知的財産法を勉強したいのか」をきちんと形に残しておく、
という作業は、大変重要だと思います。

本を二、三冊読めば、あるいは2?3週間勉強すれば達成できるものではないのであるから、
『動機付け』をしっかりと持っていなければ、挫折してしまうからです。

もっとも、既に挫折してしまった方が、このコラムを目にすることはあまりないでしょう。
挫折しかけている方には、是非とも『動機付けを形にする』という作業をお奨めしたいのです。

きちんと形にしていないと、ただ漫然と机に向かい、条文集や基本書を読むことになっていませんか。
日常の誘惑や仕事に時間を喰われていませんか。
疲労と敗北感とを繰り返して味わっていませんか。

きちんと形にしておけば、時に味わう敗北感も、明日の糧にすることができます。
誘惑に負けて喰われた時間も取り返そうという意欲が沸いてきます。