知的財産関係の仕事に就くことなく、弁理士試験の勉強をしている人が増えています(*)。
実務経験を全く積むことなく、浪人生活にて勉強に専念している人も少なくないようです。
そうした方々は、「勉強への動機付け」がどうしても、現実離れしてしまう。
日常的に「動機」に触れる機会が少ない。だから、勉強時間が豊富にあっても、
動機から生まれる勉強への推進力が弱い。
もし、あなたが浪人生をうらやんでいる社会人受験生であれば、
彼らよりも推進力の面で優位なのだ、と考えてみてください。
もし、あなたが実務未経験の浪人生であるならば、
「実務経験がない」ということが合格後のハンディキャップとなるだけでなく、
勉強の推進力の面でも弱いのだ、ということを自覚してください。
*統計的には、昔から合格者の2割程度が実務未経験だったようですが、
今は合格者数、受験者数ともに増えていますので、絶対数が増えているのです。