私のパソコンには、今も、ハードディスクのどこかに
「なぜ弁理士試験の勉強をするのか。」
というレポートが残っています。
弁理士になってから何度か読み返してみたことがあります。
自分の「職業」というものを追い求めたい、という純な気持ちが書かれていました。
23歳という年齢だからこそ純な気持ちで書くことができたのだ、というのがひとつの感想です。
もし、28歳ならば、もっと建前を書き、本音は押し隠したかもしれません。
もし、39歳ならば、もっともっと建前だらけになり、
建前が本音であると自分で勘違いするくらいになっていたかもしれません。
23歳の時の自分が現代にやってきたとしたら、
恥じることなく堂々と笑顔で「ようこそ」と言えるでしょうか。
一点の曇りもない笑顔で会える自分でありたいと思います。
『勉強への動機付け』以上