コンテンツにスキップするには Enter キーを押してください

◎オフシーズンについて

先日、弁理士試験の二次試験が終わりました。
二次試験を受験された皆様、お疲れさまでした。

さて、二次試験が終わったこの時期から8月いっぱい、あるいは二次試験の合格発表までは、
「オフシーズン」と呼ばれています。
目一杯勉強したのであれば、オフシーズンを楽しんでリフレッシュすることが大事でしょう。

私の場合、初めて二次試験を受けた年の夏は、
「とても歯が立たない。」と感じたので、あまり休む気になれなかったように記憶しています。
どうすれば次の年に合格レベルに持っていけるか、
ゼミや選択科目の勉強方法など、各種の情報収集に8月を費やしました。

二度目の二次試験を受けた年の夏は、
「これで落ちたら何をすればいいのだろう?」と悩んでいました。

間違いなく合格できる、という確信があるといったすごいレベルに達していたはずもなく、
弱点は多々見えたのですが、もう一度一次試験から受け直す気力は残っていませんでした。

必勝を期したゼミ仲間と、9月にゼミを再開する準備などをして過ごしましたが、
半ば燃え尽きていたと思います。

結果としてこの年に合格できたので『事なきを得た』わけですが、
このころ耳にしていた『三年周期説』におそれをなしてオフシーズンを過ごしていました。
『三年周期説』とは、三年目に合格できないと、心技体が再び充実して合格するためには、
もう三年かかってしまう、という受験界の伝説です。
燃え尽きていた自分は、きっとこの年に合格できなければ、
あと三年くらい掛かってしまう、とおそれていたのです。

選択科目免除の制度が導入されてから、二次試験は非常に様変わりしたようで、
二次試験が最大の難関、と呼ばれることには変わりはないものの、
『三年周期説』というのはもう耳にすることはないのかもしれません。

燃え尽きるまで勉強したみなさん、運悪く合格できなかったときのためにも、
上手にオフシーズンをお過ごしください。