僭越ながら、自分が属している業界以外の人脈の必要性について書いてみます。
(1)生物学的な根拠
環境変化には、「進化」が必須です。「進化」のためには、異質な遺伝子を必要とします。
知財業界の環境変化は、激しいと思うのですが如何でしょうか?
(2)環境の変化スピードが増している昨今では、「常識」も変化する。
ところが、「ゆで蛙」は、環境変化、常識の変化に気づかない。
自分がゆで蛙か否かは、業界外人脈が気づかせてくれる。
業界内の人は教えてくれない、というか彼自身も知らない。
(3)業界外人脈はどうやってつくるのか。
私は、経験上、「利害関係なしの情報発信能力」がないと、人脈はつくれないと感じています。
趣味で知り合った同士が、後にビジネスをし、成功することとなる、
という例は非常に多いようです。
「利害関係」を抜きにしたことから構築された信頼がベースになっているからでしょう。
人脈のつくり方については、あまたある「人脈づくりのハウツー本」に譲りますが、
中谷彰宏の 人脈塾 (サンマーク文庫)
は、お薦めしたいです。
そのほか、中島孝志氏は、人脈の作り方についての著作が多数有ります。
代わったところでは、経済産業省に勤務する小石雄一氏の著書も面白いです。
機会があったら、またこの話題に触れたいと思います。