発明者とのコミュニケーション能力は、知財部に勤務していたり、
特許事務所にて仕事をする上で、非常に重要と言われています。
具体的な事例を出してみましょう。
発明者: ?というのが私の発明内容です。
弁理士: この発明は、A分野ですが、B分野にも使えますか?
という会話があったとしましょう。
知財部員のコミュニケーション能力が高ければ、
発明者: なるほど、そうした発想の転換をB分野にも使えたら、大発明ですね。
B分野にも使えるかどうか、検証してみます。
というように、大きな発明に発展する可能性を秘めています。
ところが、弁理士のコミュニケーション能力が低い(尋ね方が悪い)と、
発明者: B分野にも使えるかどうか、検証しろっていうのか? え?
ふざけんじゃないぞ、こっちは忙しいんだぞお!!
というような結果に終わるのです(極端かもしれませんが)。
発明者とのコミュニケーション能力が重要だ、と言われる本質は、
ちょっとしたインタビュー能力の差が大きなプラスと評価されたり、
大きなマイナスと評価されたりする、というあたりにあるのかと思いますが、
いかがでしょう。