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◎就職三年目(2)

自分の就職三年目は、どうだったでしょうか?

自分のことを振り返るのは難しいのですが、
弁理士になった三年目は、自分の職場から目が離れ、業界外に目が向いた時期でした。

一番の理由は、

自分の仕事が世の中の役に立っているという実感が出来なかったからでしょう。

特許出願書類を作成したことが、その会社のためになり、
ライバル会社の競争心を促し、
消費者に安くて品質の高い製品が提供されるのに役立っているのだろうか? と。

理想と現実とのギャップ、ということを強く意識したのでしょう。

一般的には、こうした「理想と現実とのギャップ」は、
新人として入社してから3年目くらいに感じるのでしょう。

私も感じてはいたはずなのですが私の場合、
弁理士試験に合格するまでは封印しておいた「理想」を解放したのだと思います。

肯定的に捉えれば、封印を解いた後に、理想と現実とのギャップを求めた、
と解釈できます。

しかし、今では、否定的に捉える見方もしています。
すなわち、封印していた時期に自らの成長を止めてしまった、と。

後悔するのではなく、
そういう見方も出来るはず、と考えたことに意義を見いだそうとしています。

 →参考資料