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◎知財コンサルティングに関する考察(9?1)

3.現場から得た情報

「知財の源は人であり、人脈は自ら出向いて情報発信をしなければ得られない」
という信念の下、日々走り回っている私が体験または見聞きする
知財コンサルティングの現場について、思うところを書かせていただきます。

(1)特許とは儲かるもの?

コンサルティングという世界では、
「クライアントを正しいと思われる方向に導く」ことではなく、
「クライアントが望む半歩先のことを提供する」ということが、
コンサルティング業にてお金を稼ぐ手法なのだそうです。

ですから、「知財で儲けるやり方を教えろ!」というクライアントに
「知財はリスクマネジメント第一である」ということを提供しようとしても、
なかなかうまく行きません。

『特許とは儲かるもの』という先入観が既にある社会一般や、
それを信じてしまっている地方企業の経営者の方々が多い現状では、
『これでは知財バブルだ』とシニカルになる方や、
バブルを煽って一儲けしようという方が目立ってしまっているように感じました。

こうした現象に対しは、自分の力の限り、異を唱え続けています。