日本弁理士会には、「知財評価センター」という組織があり、
知財の評価手法を研究し、発表しています。
(パテント誌2007年1月号など)
さて、友人弁理士の北村光司氏によると、
客観的な評価
を目標に、評価基準作成を試みている、とのこと。
公的な立場としては当然の目標でしょう。
しかし、モノの値段は、
提供する側と欲する側とのバランスで決定されるのですから、
提供する側の主観と欲しいという側の主観と、両者の交渉で決定される、
とも言えるわけです。
つまり、「客観的」であろうとすればするほど、
玉虫色になるのではないでしょうか。
平均値のみを「評価値」として出すのではなく、
主観的な評価値の、最高値、最低値を出した上で、
平均値を出すほうが良いように思いますが、
複数の評価のためのコストがかさんでしまいますね。