情報収集、情報分析という作業を主とするパテントマップ作成は、
非常に多くの時間がかかります。
その一方で、特許公開公報は、出願されてから1年半も前の情報であるから
論文などよりも遅いから役立たない、と考える方も少なくありません。
必要なときにタイムリーに調べれば良い、という考え方もあるでしょう。
しかし、技術開発や特定分野の特許に関する情報を他にオープンにする手段、
情報を共有化する手段が無いとすると、
情報は特定の技術者や特許担当者に偏って蓄積されていきます。
どういった組織であれ、「情報」が特定の人間に依存している状態は、
組織活動のスピードを遅くしたり、
人材育成を難しくしたりする原因となるのではないでしょうか?