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◎パテントマップについて(6)

少ない経験からですが、
パテントマップ作成のコツについて、挙げてみました。

パテントマップ作成にあたって、私がもっとも大切だと考えることは、

「パテントマップ作成の目的」を絞り込むこと、
そしてその目的を作成中いつも確認することです。

「時間をかけ、金をかけるのだから、こんなことも知りたい、あんなことも整理したい。」
と欲張ってしまうのが常です。

また、作成中に、当初予定していなかった新たな情報が入手できることがあるのですが、
その場合にもやはり欲張りたくなります。

が、いろいろな期待を込めて目的を欲張ると、
良いものはできなかったという印象が残っています。
あるいは、帳尻合わせで特定の人がとても苦労したり、
予算をオーバーしたりしてしまいます。

情報は財産である、と言われます。

しかし、特定の技術者あるいは特許担当者の頭の中にだけ蓄積されたのでは、
財産として使いにくい。

企業としてはほとんど役に立たない。

まず、個人に蓄積されているのにそれぞれが「当たり前」と思っていて
出しそびれている情報を放出させること、
およびそういった情報を放出させるための連絡を
作成メンバー間で取り合うことに注力します。

 「個人に蓄積された情報」を、役に立つ財産に変えるには流通させること、
つまり、異なる視点を持つ者に、分かりやすく加工してインプットしてもらい、
アウトプットしてもらうことです。

そうすることで「マップ作成作業の過程も重要な財産」となるのです。

なお、

  特許の専門用語を技術者や経営陣に分かりやすい言葉に、
  技術専門用語を特許担当者や経営陣に分かりやすい言葉に、

それぞれ翻訳すること、といったことにも留意が必要です。