今から10年ほど前の、首都圏でのイチゴのシェアは、
“女峰” 5割
“とよのか”4割
だったそうです。
一方、最近の首都圏では、
“とちおとめ” 50%
“さがほのか” 15%
“あまおう” 15%
だそうです。
品種改良のスピードが速くなっているようなのですが、
そのスピードの源泉は、「消費者のニーズ」。
→ この点が、まず学ぶべき点ですね。
しかし、ちょっと前まで親しまれていた
“女峰”や“とよのか”
が消えてしまうのも、ちょっと惜しいような寂しいような気がします。
日本人の舌に鍛えられた品種ですから、
外国に輸出されるなど、されていないものでしょうか・・・
と思って調べてみたら、
福岡県などは本格的に農産物の輸出を促進しているらしい。
香港、台湾等アジアの地域において、高級志向ブームにより、
日本の食べ物について人気が高まっていることは
追い風のようです。
入手した2004年のイチゴの輸出データでは
門司税関から50.8%
大阪税関から47.9%
というように、アジア各国に近いところから
輸出されているようです。