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◎イチゴに学ぶ知財戦略(1)

今から10年ほど前の、首都圏でのイチゴのシェアは、
   “女峰” 5割
  “とよのか”4割
だったそうです。

一方、最近の首都圏では、
  “とちおとめ” 50%
  “さがほのか” 15%
  “あまおう”  15%
だそうです。

品種改良のスピードが速くなっているようなのですが、
そのスピードの源泉は、「消費者のニーズ」。

  → この点が、まず学ぶべき点ですね。

しかし、ちょっと前まで親しまれていた
 “女峰”や“とよのか”
が消えてしまうのも、ちょっと惜しいような寂しいような気がします。

日本人の舌に鍛えられた品種ですから、
外国に輸出されるなど、されていないものでしょうか・・・
と思って調べてみたら、
福岡県などは本格的に農産物の輸出を促進しているらしい。

香港、台湾等アジアの地域において、高級志向ブームにより、
日本の食べ物について人気が高まっていることは
追い風のようです。

入手した2004年のイチゴの輸出データでは
  門司税関から50.8%
  大阪税関から47.9%
というように、アジア各国に近いところから
輸出されているようです。