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◎イチゴに学ぶ知財戦略(2)

これらの品種改良は、イチゴの主要産地(栃木や九州の各県)
の農業試験場にて行われています。

さて農業試験場は、県単位の税金で運営されていますから、
ちょっと前までは、『囲い込み』が一般的でした。
たとえば、“あまおう”は、
その品種改良を手掛けた福岡県以外での栽培が認められていないそうです。

ところが、“とちおとめ”を手がけた栃木県は、
栽培環境が似ている茨城や群馬など、
近隣他県での栽培を認めているのだそうです。

つまり、
  栽培可能な県にライセンスし、市場占有率の向上を狙う戦略
なのです。

  → イチゴから次に学ぶべき点は、もちろんここです。

ただし、韓国で、無許可の「とちおとめ(権利者:栃木県)」が
栽培されてしまっているようです。

 http://ogose.air-nifty.com/blog/2006/12/post_ff21.html

農産物のライセンス戦略は、
今後ますます重要且つグローバルになるでしょうね。