コンセプトの一貫性とマンネリ打破との両立は、
ロングセラー商品においては、重要な課題です。
さて、私の子ども時代からのヒーロー・シリーズ
である 仮面ライダー について、ちょっと調べて
ビックリしました。
最新の仮面ライダー『電王』は、電車に乗ってやってくる!
http://www.bandai.co.jp/character/den-o.html
お約束の「変身ベルト」については、
なんと、「ライダーパス」という非接触カードをかざして「変身!」
仮面ライダーの原作(石ノ森章太郎・作)では、
オートバイに乗り、
変身ベルトに風圧が掛かることで変身していたのですが・・・
さて、こうしたコンセプトの大転換にはビックリですが、
仮面ライダー電王の変身ベルト(4725円)は、
例年の1.5倍も売れている(品切れ)そうです。
マンネリとの批判は、当たらないと言えるでしょう。
では、「オートバイのライダー」であったというコンセプトを
どう守ったか?
電車の運転席をバイクとし、
仮面ライダー電王は、バイクを操作して電車を運転する!
バイクに乗る姿で電車に乗っているというわけ。
すげ? 新規性も進歩性もあり!?
さて、知財戦略としては、
戦略立案、戦術実行、スケジュール管理などを、
高度なレベルで必要とする、ということは容易に想像できます。