最初の志(?)を忘れないうちに、運良く、
封印を解くことができることになりました
(4回目で弁理士試験に合格)。
しかし、当時の自分は、まだまだ実務が半人前、
社会人としても半人前だと強烈に自覚しており、
次に何をしなければならないのか、さえ漠としていました。
実務は日常の仕事から身につけるとして、
社会人としてのレベルを上げるにはどうしたらいいのか。
とりあえずビジネス書を読むことから始めました。
それこそ、社会人1年生が手にするような本を中心に。
弁理士試験の勉強と共通していたのは、危機感。
つまり、社会人として恥ずかしいという気持ちを何とかしたかった、
という危機感がありました。
異なっていたのは、気楽さと達成感のなさ、でしょうか。
どのレベルまで行かなければ合格しない、というものではない一方、
どこまで行けばいいのかがよく見えない。
そんなことを考えつつも、
「弁理士資格を持つ発明者」という自分の理想の実現に対する気持ちは、
切れていないように思います。