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◎救命法体験のお話(2)

講習の内容を『知的財産とビジネス』というこのwebにて
紹介するのが適当なのかどうか、分かりませんが、
興味を持っていただける方が少しでも増えることを願って、
具体的に少しずつ書いてみます。

講習のほとんどの時間が、心肺停止状態にある方を救命するための訓練でした。
この救命処置は、「心肺蘇生法」と「AEDの使用法」の組み合わせです。

日本全国、119番通報をしてから救急車が到着するまで、
平均で6分以上掛かるのだそうです。

その間、何もしない場合と、救命処置をした場合とでは、生存率が格段に異なり、
且つ救命した後の後遺症も大きく異なってくるとのことです。

心肺蘇生法」とは、いわゆる心臓マッサージが中心です。
人形を使った実体験は、貴重なものでした。

本やテレビで見たことがある、という記憶をお持ちの方もいらっしゃるとは思いますが、
この体験をしてみたことがなければ、現実には怖くてできないのではないでしょうか。

以前は、人工呼吸と心臓マッサージの組み合わせを重視していたようですが、
最近の心肺蘇生法では、人工呼吸は省略しても構わないから心臓マッサージを重視せよ、
という流れになっているそうです。

理由は、心臓マッサージのほうが人工呼吸よりも蘇生においては大切であること、
人工呼吸は感染症のおそれがあること、などによるようです。