セミナー当日まで一週間となったところで、ようやく目次の第一弾ができあがり、
(依頼の打診からセミナー当日までは、ちょうど4週間でした。)
窓口のご担当者にお送りいたしました。
しかし、その第一弾に対しては、かなりの要望が出されました。
私にとっては、大きな軌道修正を迫られたことになったわけです。
軌道修正をせざるを得なかった原因は何か。
今振り返れば、事前インタビューが不足していたか、
インタビューしたにもかかわらず大事な点を外してしまったか、
色々考えられます。
大事な点は、やはり具体的なもの=たたき台としての目次案
のない段階で、どのようなセミナー内容がよいのか、
を議論しても限界がある、ということです。
かといって、ろくにインタビューもせずにたたき台は作れないのですから、
軌道修正に至るまでの経緯は仕方がないことだったと考えられるのです。
話が飛ぶようですが、
何をやればいいのかを明確にする課程
これこそがコンサルティングの基礎ではないか。
何をやればいいのかがわかっていれば、やれる、何とかなる、
という方は多いと思います。
しかし、そういう方は、『何をやればいいのかを明確にする課程』を
難しさを自覚していないか、その困難さから逃げているように思われます。
コンサルティングを商売としている組織では、
何をやればいいのかを明確にする課程をベテランが担当し、
何をやればいいのかが明確になった後はその部下が担当する、
ということが一般的なようです。
コンサルティング会社においても、何をやればいいのかを明確にすること、
という仕事は経験を積まない、と難しいということでしょう。