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◎一般常識の誤解を解く(3)

一般常識において「商標制度がネーミングの登録制度である」と誤解されている。
その中の少なくない方々は、

  特許がアイディアを保護するのだから、
  ネーミングを考案したのを保護するのが商標制度だ

という理解をされているからかもしれない、と考えられます。
 そして、ここにも誤解があるわけです。

商標法が保護したいのは、マークそのものではなく、
マークに一体化した業務上の信用である

ということは、商標法を学ぶと最初に出てくるわけですが、
確かに、思い返してみれば、この部分を理解するには、
少なくない咀嚼(そしゃく)時間が必要でした。

誤解を解くのは、易しくないわけですね。