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◎ノウハウの流出原因(1)

X社の音響技術者A氏と、X社の知財担当者B氏との会話

「A君、出願ノルマ足りない、って言ってあったよね。何か考えてきた?」

「Bさん、済みません。こんなのしか、思いつかなかったんですが・・・・。
 音響関係のプロジェクトで、没になったアイディアを具現化した発明です。」

「プロジェクトでは採用にならず、上長が△印をつけているね。」

「そうなんですよ、これでなんとか、帳尻を合わせていただけませんか?」

「しょうがないなあ、これで、1件にしておくよ。
 この後、特許事務所と打ち合わせをセッティングしておくから、準備しておいて下さい。」

「Bさん、ありがとうございます。」