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◎個人発明家の一般的傾向(2)

 知的財産がビジネスの中の一項目に過ぎない、ということを
お話しして、理解していただける個人発明家さんは、
その後のおつきあいの仕方に困ります。

 知的財産がビジネスの中の一項目に過ぎない、ということを
理解し始めると、他の多数の項目について詳しくないことを自覚されます。
 自覚したのはよいが、何から始めて良いのか、分からなくなる。

 分からないから、目の前にいる弁理士に相談する、と言うことになるのですが、
そこで困ってしまうのです。
 多方面から的確なアドバイスができる力量を身につけるのは、かなり大変です。
 また、的確なアドバイスができる力量があるとしても、
タイムチャージができることは稀でしょう。

 ゆえに、中途半端で時間だけが多く使われた、信頼関係もできなかった、
という感覚に残されます。

      個人発明家お断り

としている特許事務所が少なくないのは、何度かの経験を経て

   弁理士にカネだけ取られてビジネスはうまくいかなかった

と恨まれること懸念されているからではないでしょうか。

(2008年7月)