「あなたの愛車の値段、無料で査定します」
といった中古車の販売会社のコマーシャルを耳にしますが、
本来、値付けをするのには、コストが掛かるのです。
そこで掛かったコストは、中古車の売買益で補填しているのです。
この特許、いくらで売れるかなあ?
といった趣旨の質問をする方は、いくらくらいなのか、
ということを知るだけで大きなコストが掛かる、ということを
知りませんし、
コストを掛けてまで価格を知りたい、とも考えていません。
お見積もり無料
といったセールストークは、引っ越し業界やリフォーム業界で一般化しつつあります。
見積もりにお金が掛かるのはおかしい、という風潮は、
顧客中心主義、顧客至上主義
が行き過ぎているのではないか、という気もします。
商品の提供者が価格を決められないマーケットは、大変な苦労が伴います。
(2008年8月作成)