特許の値段を決める際の雑談を、いくつか紹介しましょう。
特許は不動産に似ている。全く同一のモノは存在しない点が。
特許は不動産とは似ていない。特許無効や代替技術の登場で無価値になることがあるから。
特許は生鮮品に似ている。旬や鮮度がある点が。
特許は生鮮品には似ていない。生活必需品でないし、毎日のように買うものでもないから。
インターネットを用いて特許の売買を仕掛けた方々は、特許が絵画のような商材である、
と思ったのかもしれません。
全く同一のモノは存在しない。
欲しい企業がいくつかあれば、最初に手に入れて転売して利益が得られる。
「紙」だから腐らない。
しかし、いずれの分析も、特許の本質を見誤っていた(正確に見抜けていなかった)のでしょう。
(2008年8月作成)