今年は『クールビズ』ということが本当に定着してきたな、と思う夏です。
2年前の夏、ある先輩と一緒に打ち合わせに行ったときに、彼は、
先方がノーネクタイだからといって、こちらがノーネクタイで良いとは限らない。
『君たちは、我々と同等だと思っているのかい?』
という反感を買ってしまうおそれがあるからだ、と説明してくださいました。
そして、その先輩は、よほど確信がない限り、ノーネクタイを避けよ、と言っておられました。
しかし、私自身のこの夏は、ノーネクタイで打ち合わせをすることが、昨年の夏よりも増えました。
お客様が会社の方針としてノーネクタイの場合、
こちらがネクタイをしていると、かえって気を遣わせてしまう、
と思わせられる空気が感じられるようになったからです。
とはいえ、あの先輩のアドバイスは、忘れてはいません。
それは、単に「無難」を選択する、ということではなく、
細かい気遣いこそが大切である、との教えであると感じられるからです。
(2008年8月作成)