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◎演習セミナーの撮影

 ある企業から、「発明発想の演習セミナー」の講師の依頼を頂戴しました。
そのセミナーの事務局を担当されている方から、

   セミナーをビデオ撮影したいが、許諾していただけるか?

との打診を事前に頂きました。
 セミナー事務局は、セミナー内容をビデオ撮影をしておいて、
出席できなかった人のフォローをしたい、
社内セミナーを最大限に活用したい、との目的かと思われます。。

 しかし、演習を含むセミナーを効果的に運営することに対し、
ビデオ撮影が大きなデメリットを含んでいることに気づきました。

 ひとつは、私自身のスキルの問題でもありますが、
ビデオ撮影されている、ということを意識すると、
喋るのがうまくいかなくなる(もともと得意ではありませんので益々)
であろう、ということが予想されます。

 もうひとつは、セミナー内容が演習を含んでいるということの本質です。
そのセミナーに参加された方に

 「撮影されているから、発言や質問は止めておこう。」

といった消極的な雰囲気が作られる可能性があります。
そうなってしまうと、セミナーが円滑に進まないおそれが出てきます。

 セミナー参加者に最大限の効果がもたらされるように、ということを
一番に考えるとすれば、
ビデオ撮影をすることには、デメリットがあるのですね。

(2008年9月作成)