米国人と日本人とが、社内で同じ課題に取り組んで発明する場面に遭遇しました。
米国人は、これを考えた、あれも考えた、と積極的です。
一方の日本人は、熟慮してひとつの案を出されました。
そして、それらに対する知財担当者の評価が非常に興味深いものでした。
米国人の案、現時点で評価しても、
誰でも思いつきそうな第一案、
操作ボタンが増えてしまうので現状のメリットが失われてしまう第二案、
のふたつです。
一方、日本人は総じて慎重です。
先の米国人が出した案、日本人ならまず出してこないでしょう。
同じ会社でも、育った国や文化が異なれば、このように違いが出てくるのですね。
必ずしも積極的なほうがよいとは限らないと思いますが、
いずれのタイプもが社内に在籍していたら、双方が刺激し合って、
相乗効果を生むのではないでしょうか。
(2008年9月作成)