コンテンツにスキップするには Enter キーを押してください

◎ホンモノ(者)を見極める(2)

 あるコンサルタントが、極めて安い受講料で「後進を育てる」という趣旨のセミナーが
開催されていたので、そのセミナーを受講しました。

  表面上、「そのセミナーの受講料の安さ」は、
 「彼は後進を育てている」という評判を形成するのに寄与していたでしょう。

 しかし、受講後に、「安い理由」が分かってきました。

 受講者の中には、若い弁護士さんもいらしたのですが、
その弁護士さんは、本業たる法律業務などをタダで請け負わされていました。

 また、そのセミナー受講生を自分の会社の社員として雇い入れる際に、
その受講生のキャリアから考えたら、あり得ないような安い年俸で
契約した、という例もありました。

  彼の経営する会社は、ヒトが定着しないという噂は聞いていましたが、
  私は、そこで育って独立していくのだと思っていました。
  しかし、そうではなかったようです。

  なぜなら、そこを辞めた人々は、そこに勤めていたことを隠したがり、
  そこでの経験を語ったりしないのです。

 ところで、私が受講したそのセミナーは役に立っているのか?

   世の中には、(ずる)賢いヒトがいたものです・・・

ということを学習しました。
 え? 「お前が世間知らずだっただけ」 だって?
 その通りかもしれません・・・

(2008年10月作成)