サッカー審判の更新のために受講したセミナーで講師が披露してくださったお話です。
サッカーの勝敗はどうやって決めるのがよいのか?
FIFA(国際サッカー連盟)では、ワールドカップ・南アフリカ大会での
決勝トーナメントでの勝敗の付け方を検討しているらしい。
前のドイツ大会では、前後半45分ずつで決着が付かない場合には、
前後半15分ずつの延長戦が行われ、
それでも決着が付かない場合にはPK(ペナルティキック)戦での
決着となっていました。
この決着の方法でよいのか?
という検討がなされている、というのです。
誰もが当たり前、と思い始めたことをゼロベースで考える、というのは、
凄いことだ、と感じました。
さて、なぜゼロベースで考えることができたのか?
そもそもサッカーというのはチームプレーの競技である。
その競技において、キッカーとキーパーの個人戦という色彩が強いPK戦が適切なのだろうか?
という疑問から、議論されているとのこと。
チームプレーの競技である、という原点に立ち返ったからこそ、議論が始まったのだ、
ということは、非常に参考になりました。
(2008年10月作成)