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◎ゼロベースで考える

 サッカー審判の更新のために受講したセミナーで講師が披露してくださったお話です。

 サッカーの勝敗はどうやって決めるのがよいのか?
FIFA(国際サッカー連盟)では、ワールドカップ・南アフリカ大会での
決勝トーナメントでの勝敗の付け方を検討しているらしい。

   前のドイツ大会では、前後半45分ずつで決着が付かない場合には、
   前後半15分ずつの延長戦が行われ、
   それでも決着が付かない場合にはPK(ペナルティキック)戦での
   決着となっていました。

 この決着の方法でよいのか?
という検討がなされている、というのです。

 誰もが当たり前、と思い始めたことをゼロベースで考える、というのは、
凄いことだ、と感じました。

 さて、なぜゼロベースで考えることができたのか?

   そもそもサッカーというのはチームプレーの競技である。
   その競技において、キッカーとキーパーの個人戦という色彩が強いPK戦が適切なのだろうか?

という疑問から、議論されているとのこと。

 チームプレーの競技である、という原点に立ち返ったからこそ、議論が始まったのだ、
ということは、非常に参考になりました。

(2008年10月作成)