試験勉強が長期間に及んでしまった受験生は、共通して、
「見たくないモノを避け、自らの都合の良いヒトや情報を使い続けようとする」
という傾向があるように感じます。
自らを長い目で振り返るのは、自分の生き方を否定することになるから
やりたくない(気持ちはとても良く分かります)。
客観的な情報ではなく、肯定的な情報ばかりを頼りにする(してしまう)。
たとえば、
継続は力なり
という格言の、自分に都合の良い面ばかりにスポットを当ててしまう。
客観的に見てみるのが怖くて、
忙しさを言い訳にして、見ないようにしているのでしょう。
(気持ちはとても良く分かります。)
が、避けたら遠回りになる、ということに、
勇気を持って目を向けて欲しいと願っています。
以上、どこかで書いたことがあるような話ですが、
弁理士試験の受験生と接する機会に時々思い出すので、また書いてみました。
(2008年11月作成)