コンテンツにスキップするには Enter キーを押してください

◎見たくないモノ

 試験勉強が長期間に及んでしまった受験生は、共通して、
「見たくないモノを避け、自らの都合の良いヒトや情報を使い続けようとする」
という傾向があるように感じます。

 自らを長い目で振り返るのは、自分の生き方を否定することになるから
やりたくない(気持ちはとても良く分かります)。
 客観的な情報ではなく、肯定的な情報ばかりを頼りにする(してしまう)。
 たとえば、
     継続は力なり
という格言の、自分に都合の良い面ばかりにスポットを当ててしまう。

 客観的に見てみるのが怖くて、
忙しさを言い訳にして、見ないようにしているのでしょう。
(気持ちはとても良く分かります。)

 が、避けたら遠回りになる、ということに、
勇気を持って目を向けて欲しいと願っています。

 以上、どこかで書いたことがあるような話ですが、
弁理士試験の受験生と接する機会に時々思い出すので、また書いてみました。

(2008年11月作成)