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◎人事異動の効用(2)

 人事異動の無い組織は、定型に慣れきって停滞した組織人の集まりとなりますから、
進歩が望めません(特許事務所という組織に限りません。)。
 その場合の多くは、「新陳代謝」という別の方法で進歩への試みをします。

 ところが、「古い血」が「新たな血」に入れ替わるよりも、「新たな血」が再び流出する、
という組織が、案外と多いようです。
 「新たな血」が、停滞している組織の空気に馴染めなかったり、
組織そのものが「新たな血」を活かす支援や行動をしなかったりするからでしょう。

 新陳代謝が上手く行かず、人事異動もしない(できない)場合には、
組織がドンドン硬直化し、保守的になります。

 そういう組織は、若者にとって魅力的な職場にはならないのだろうな、
と他人事のように考えました。

(2008年12月作成)