仕事で関わることとなったあるベンチャー企業X。
この企業Xは研究開発型の企業であり、研究成果をある製品Aにし、
別の販売会社Yが卸しています。
その製品Aには、その効能を裏付ける研究成果に関して特許出願をしていたのですが、
そのことは、当該販売会社Yが取引先に対して積極的に広報していました。
その販売会社Yからその製品を卸してもらっている販売協力会社Z1,Z2,・・・は、
皆、製品Aに関する特許の成立を待ちわびている、とのこと。
販売協力会社Z1,Z2,・・・としては、
製品Aが協業他社の類似商品の中から頭一つ抜け出してもらうためには
特許の成立が是非とも必要、なのだそうです。
特許の成立を待ち望んでいる人たちとは、出願した企業だけではないのだ、
ということを知る貴重な体験でした。
ちなみに、その特許はつい最近、無事に登録となり、
すぐさまX社→Y社→Z1,Z2,・・・と広報されました。
(2008年12月作成)