経営者は、生き延びるための生命力と直観(「直感」かもしれない)とを
備えているのでしょう。
そして、経済界を生き延びるためには、生命力と直感とを活かす「道具」を使います。
その「道具」は、経営者が自ら備えた知恵だったり、学んだ知識(ツール)だったり、
築いてきた人脈だったりするのでしょう。
いずれであっても、それらの道具は、経営者が選択して使う。
つまり、「選択」が経営判断の一つでもあります。
「知財活用経営」ということが言われ始めてどのくらいになるのか分かりませんが、
「知財活用経営」と聞いて、
おっ、新たな道具だ、使えそうだ、・・・
と経営判断してくださる中小企業の経営者は、多くない。
即効性に乏しいと言うことを、直感的に見抜くからでしょう。
「知財活用経営」について言えば、新たな道具の啓発活動と平行して、
その道具の使い方の告知啓発活動も盛んになってきました。
そうした活動に関わっていて思うのですが、
経営者の生命力と直観とに響くような啓発のネタ探しやプレゼンテーションは、
なかなか難しい。
プレゼンテーションが上手ではない、ということを棚に上げると、
「ネタ」に詰まってしまうのです。
知名度の低い若手芸人のように、ネタ(道具の使い方として有効な事例)を日々探しています。
(2009年1月作成)