「上から目線」という言葉は、いつ頃から使われているのでしょうか。
それはともかく、この言葉は、
上からばかり見るんじゃねえよ
といった批判の声を内在しているように思えます。
さて、あるプロジェクトの終盤、現場で実務をしていた私の報告を聞いて、
プロジェクトリーダがその報告の不備を指摘しました。
指摘の趣旨はごもっとも。しかし、現場はこうだったんです・・・
虚しい言い訳を口にしました。
この会議に出席していたオブザーバの方と、会議終了後に、
あのリーダは「上から目線」ですからね
という、リーダへの批判を裏返した慰めの言葉をもらいました。
しかし、プロジェクトがスケジュール通りに目的を達成するためには、
「上から目線」も必要ではないか。
上から目線を維持して現場からの反発を食らいつつ、
プロジェクトの目的を達成することにコミットしているリーダの孤独さに
ふと気づいたのでした。
別の場面でリーダをやった経験がなければ、気づけないことだっただろうな。
(2009年2月作成)