仕事が一段落した19時、電話が鳴りました。
この時間の電話は、飲みの誘いか、不動産の勧誘なんだよな・・・
そんなことを、一瞬で頭に浮かべつつ、受話器を取ると、
予想もしなかった展開となりました。
面識のない弁護士さんからの電話でした。
ある事件において、私が関わった特許出願が非現実的な発明ではないかどうかを
確認したい、という趣旨の質問でした。
出願人は、地方都市のベンチャー企業。
試作機を見せていただきながら5時間も打合せをした案件だったので、
すぐに思い出しました。
一通りの質問にお答えした後、その弁護士さんからお褒めの言葉をいただきました。
特許明細書、とても読みやすかったです。
嬉しかった反面、こんな形で、技術の専門ではない方の眼に触れる機会が訪れるとは、
思いもよりませんでした。
(2009年5月)