乳製品の工場見学に行ってきました。
見学コースの壁には、地元の小学生が描いた牛や牧場の絵が展示されていました。
工場見学そのものより、そうした絵に微笑ましいものを感じ、
「地産地消」といった言葉が頭をかすめたりして、豊かな気持ちになって帰ってきました。
さて、帰ってきてふと考えてみました。
△小学校 ◇年 ×川○美
といった札は、例外なく掛かっていたように記憶しています。
工場の総務担当者あたりが、絵の著作者である小学生に展示権の許諾をもらったのだろう
と想像しました。
と、突然、小学2年生の時に描いた牛の絵が、地元の小中学生の優秀作品か何かになって
市役所かどこかに飾られ、賞状をもらったことを思い出しました。
そのときの記憶をたどってみると、
同級生に囃し立てられるのが恥ずかしいから、展示なんてしないでよ
という気持ちだったはずです。
ですから、あのときの自分に対しては、
展示の「許諾」を求められたのではなく、展示するよ、という「報告」だっただろうな
などと考えて、一人で笑ってしまいました。
(2009年9月作成)