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◎積年のストレス

 生物はストレスが無いと死んでしまう、
という話をどこかで読んだことがあります。
 ストレスがあるから食べ物を探しに行動するのであり、
ストレス無し食べ物が手に入る環境にいる生物は他の生物に駆逐される、
という趣旨の話だったと記憶しています。

 なお、「ストレス」を辞書で引いてみると、
   整体の物理的・精神的な刺激に対する防御反応
とありました。
吸収できてしまったストレスは、ストレスではなくなるので、
これは、よく言う「慣れ」なのでしょう。

   人間は、慣れる動物である

というのは、ドストエフスキーの言葉だったと思いますが、
「慣れる」ところまで行けなかったら、
あるいは、「慣れた」と自分をごまかし続けているのだとしたら、
『積年のストレス』となって、心身の健康を壊してしまうのかもしれません。

 が、どこまでが許容範囲なのか、というのは、非常に難しい。
壊れてみるまでは、限界が判らないからです。

(2009年10月作成)