現在関わっているクライアントさんでは、午前10時からヒアリングをさせていただき、
社員食堂にて昼ご飯をご一緒させていただいています。
空間も気分も変わるため、柔らかな話ができます。
ヒアリングを延長している、という感じを与えることもありません(たぶん)。
繁忙期には、おにぎりを作ってもらっておいて、
残業する社員に振る舞っていること、などをお聞きすることができました。
知財コンサルティングにおいては、クライアント企業の強みや弱みを分析する、
という手法(たとえばSWOT分析)が一般的になっていますが、
同じ釜の飯を食う
という体験を通じて感じ取れる強みや弱みは、非常に大切なのではないか、
と考えています。
社員食堂から感じ取れる雰囲気、感じ取った雰囲気を言葉にして質問するなど。
もちろん、「同じ釜の飯」から感じ取るための五感は、
普段から鍛えておかなければならないのですが。
なお、感じ取ったことを最終レポートにどのように反映させることができるのかは、
こちらの知恵と工夫次第であり、もちろん五感とは別の能力です。
(2009年12月作成)