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◎出願保留の果てに

 昨年の4月、知り合いからの紹介を受けて、ある会社を訪問し、
社長様から特許出願の依頼を受けました。
 1ヶ月くらいで出願原稿をお送りしたのですが、
なかなか返事が来ない。そして、2ヶ月が経過。

  技術担当者がまだチェックをしていない

との返事に不安が募ります。

 夏を過ぎ、秋になっても、返事が来ない・・・
年末に再確認すると、

  年明けにでも打合せをしたい

とのこと。
 そして、・・・ 新聞を見て唖然としてしまいました。
その会社の、新製品、新サービスに関する記事。

  新聞発表してしまうと、その記事の内容に関する技術的な点は
  特許されることは無くなってしまうのですが、ご存知でしたか?
 (最初の打合せの際に、資料とともにご説明したはずですが)

電子メールにて連絡を入れてみると、ほどなく返信が。

  そうでしたか。次回からは、発表前に出願しないとね・・・

あ~あ。
新聞記事になる、なんて、費用を掛けずに済む宣伝広告なのに。
特許出願済み、と書いて貰えれば、様々な効果があるのに。

(2010年1月作成)