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◎コンテンツに対する投資とその回収

 AV機器が家庭に普及していなかった頃、気に入った映画を繰り返し観る、ということは、映画館に何度も足を運ぶ、ということだった。

 中学時代の友人K君が、中学生2年生の時、ある映画を5回見に行ったという話を思い出してみても、凄いことである。
 映画を見に行くと、一ヶ月のお小遣いがほとんどなくなったはずだからである。

 しかし、自腹を切って真剣に向き合ったコンテンツは、身になる!
(=自腹を切らないお手軽コンテンツは、あまり身にならない)
 図書館で借りてきた本よりも、新刊を購入した本のほうが真剣に読む。
 映画館で観た映画の方が、たとえつまらなかったとしても、つまらなかった理由を探求したりして、その後のヒントになっている・・・

 さて、そのK君はどうだったか。
その投資分を、そのころから回収していたように思う。
K君が書き下ろした推理小説の手書きノート数冊は大変な人気で、友達の間で読み回されていたのだから。

   (2010年2月作成)