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◎貴重なアドバイスは実感して至言となる

 大学の知財活動に深く関わっていた時期に、企業サイドの声として、

   納期と成果については、しっかり契約し、しつこく管理せよ

ということが、多方面から出ていました。

 アドバイスとして貴重だな、とは思っていたものの、
「実感」があったわけではありません。

 上記の声を思い出したのは、自分が大学関係者と直接付き合うようになってからです。
お願いしていたことについて、ギリギリまでレスポンスさえ頂けないとか、
土壇場になって内容を大きく変更するとか、いろいろあって、
ストレスになっていました。
 いくつもの大学で講師を務めるビジネスマンの友人に、そんな愚痴をこぼしたところ、

   学者さんは、民間ビジネスマンとは「納期」の感覚が違う。
  (遅れても「遅れた代わりに良い物ができた」と平気で言う)
   「悪い!」と言っても彼ら彼女らは変わらないので、
   そういうものだと認識して付き合った方がストレスにならない。

とアドバイスされました。

 多方面から出ていた「納期と成果」は、こういうことか!
貴重なアドバイスが友人のアドバイスと共に「至言」として理解できた瞬間でした。

 私も、他の方が実感したときに「至言」となるようなアドバイスができるようになりたい。
数多くの特殊な経験をしているであろうから。

   (2010年2月作成)