知財コンサルティングと称して、特許や商標の出願を薦める、
というのは、中小企業においては、たいてい警戒されます。
本当に必要性を感じているのであれば、出願を依頼されるはずです。
必要不要が良く分からないから相談を受けることになったはずなのです。
その場合、「必要不要の選別」、「優先順位付け」
といったことの提案が求められます。
この提案までにはきちんとしたヒアリングが必要なので、時間が掛かります。
そのうえ、最終的な提案をしても、出願案件の依頼があるとは限りません。
以前の私は、「提案」の段階でお金をいただくことにチャレンジし、
少なくない失敗をしてきました。
失敗の度に、次はこういう工夫を、知恵を、と算段しました。
しかしこの頃は、それも違うな、と思い始めています。
(2010年3月作成)