あれ、この小説、読んだこと、あったっけな?
かなり読み進めるまで、気付かなかったが、
気付いた後は、ストーリーの先を少し想像できた。
しかし、結末は思い出せない。 何たることだ・・・
閉じてマジマジと見た文庫本の表紙には、風景写真。
映像記憶の中にも、この風景写真さえ無かったのか・・・
同じ文庫本を二度購入してしまった経済的な後悔よりも、
自分の感性が鈍っていることに対する落胆の方が断然大きい。
表紙の風景写真は、カバーを付けていたら何度も見ていないからな。
慰めにもならない自分への言い訳を必死で考えつつ、
誰のための言い訳なのかと思った瞬間に、苦笑いが湧き出した。
(2010年4月作成)