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◎中小企業のためのコンペ開催案(1)

 一般のビジネスにおいて仕事を取ってくる、という営業活動の一つに、
「コンペ」があります。
 発注者が、必要とする仕様やサービス項目を出す、という課題に対して、
複数の受注希望者がプレゼンテーションをして、受注者が発注者を決める、
というものです。

 一方、特許事務所の業界では、「トライアル」と呼ばれる活動があります。
発注者が特許出願の依頼を仮発注し、その依頼に対して特許事務所が特許明細書を作成し、
発注者がその特許明細書を評価し、正式発注するか否かを決定する、
というものです。

 しかし、中小企業には、上記のトライアルを実施できるほどの事前の情報収集力は無い。
 そのためか、日本弁理士会には、中小企業から「特許事務所を紹介して欲しい」
という問い合わせが無くならない、と聞きます。

 その問い合わせに対して、日本弁理士会は
   「特定の事務所を紹介することはできない」
と断らざるを得ません。 特定の事務所の利益になり、公平でないからです。

 だとすれば、コンペを開催できるような仕組みがあればいいのに・・・

   えっ? 芝の上のコンペ幹事なら任せろって?
   そういう知財人、ずいぶん減ったと思うんだけどなあ(笑)

 
(2010年6月作成)