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◎趣味とビジネスとの違い

 友人弁理士との呑みながら、カメラの話題になりました。

   胸ポケットに入るデジタルカメラは便利だけど、
   私には、2点の不満がある。
   ひとつは、シャッターを押してから撮影されるまでのタイムラグ
   もうひとつは、晴れた屋外では液晶が見えないこと・・・

といった話をしました。 そして、

   デジタル一眼レフカメラなら、この2つは解決するんですよね?

と尋ねました。すると彼は、

   一つ目の不満は、最新のデジカメならばコンパクトタイプでも
   ほとんどタイムラグは無いですよ

と、その場にあった私のカメラが
3年前のモノであることを指摘しつつ、答えてくれました。

   二つ目の不満については、・・・

 以下、色々なカメラに関することを
全くの素人である私に対して、非常に詳しく、分かりやすく説明してくれました。
 一つ一つに感心する私に対して彼は、

   いやぁ、カメラには300万は投資してますから

と笑います。

 それだけのお金を趣味につぎ込んでいるとすれば、時間も相当使っているでしょう。
そうした時間とお金とを使って得た知識や経験ですが、
それを基に的確なアドバイスをしようが、コンサルティング料は取れない(笑)。
(彼も私に要求はしなかったし、私も支払おうとは思い付きませんでした。
 その日の飲み代を私が持とう、とは思ったけれど・・・)

 そこでの金銭の授受が発生しない理由は、友人同士だから、という理由ではないはず。

 趣味とビジネスとの違いを考える上で、
はたまた「コンサルティングという仕事の本質」を考える上で、
興味深い出来事・・・  と追求を始めるのは、
「呑み相手」として詰まらないヤツですかね(笑)。

   (2010年6月作成)