あることがきっかけで、連絡を再開した大学の後輩から、
(私から)学生時代にもらった絵葉書に
Never Say Urayamasii
と書いてありました、
という思い出話をいただきました。
そんなことを彼に旅先から書いた、という記憶は残っていませんでしたが、
なぜ、Never Say Urayamasii
という言葉を書いたのか、は思い出すことができました。
自分より目上の人たちが、旅をする自分の姿を見て、
君が羨ましい
という言葉を何度も聞いたのです。
それが、寂しかった。そういう大人にはなりたくない。
自分は、旅人よりも年長者になっても、決して「君が羨ましい」とは言うものか!
と強く想ったのです。
そんな記憶が蘇った今、年下の旅人を見ても
君が羨ましい
とは、想わないような気がします。
(2010年8月作成)