以前、弁理士会の広報委員会(現広報センター)の委員をしている頃、
そのときのF委員長が以下のようなことを仰っていました。
「弁理士のFです。」
「ほう、便利屋さんですか。」
という会話、これに近い会話になったら、
反論したり、弁理士とは何かを解説するのではなく、
「はい、特許や商標の便利屋です。」
と、私(弁理士のF委員長)は答えています、とのことでした。
技術と法律を股にかける専門家
といった言い方よりもずっとオシャレだな、と今でも思います。
会話の相手に対し、協調性を優先して会話を進めているからです。
ビジネスマンとして優れている、とも思います。
仮に、会話の相手が仕事を依頼しようと考えていたとすれば、
弁理士とは何かを解説する弁理士 v.s.「特許や商標の便利屋」
どちらを選択するでしょうか。
3:7か2:8くらいで後者の勝ちだと、私は思うのですが、
皆様は如何でしょう?
(2010年9月作成)