中小企業は慢性的に人材難である、ということは、耳にしますが、
先日お聞きした話は、とても興味深いものでした。
脱サラして起業したある中小企業の社長さんに、
若者が務め始めて仕事を覚えた頃に辞めてしまうという話を振ると、
俺自身が転職というか、勤めを辞めて独立しているのだから、
若者がもっと自分に向いている仕事があるかもしれない
と前向きに考え、行動した結果として辞めるとすれば、
それは止められない
と仰っていました。
そんな心の広い社長さんなので、
やっぱり戻りたい
と頼ってくる若者もいるのではないですか、とお聞きすると、
いるよ。「出戻り」はいるんだけどさぁ・・・
出戻りは長持ちした試しがないんだなぁ
と笑っていらっしゃいました。
さて、出戻りが長持ちしない理由は何でしょう?
私は、その場で尋ねることはしませんでした。
その理由は、自分で考えてみたかったから。
(2010年10月作成)