論文試験を受けた後の判定で、
意匠商標 のみが「C」
だったとします。
すると、意匠商標 を強化すれば、次年度に合格できるのでしょうか?
そう考えるのは、危険です。
他の科目については、
幸運にも、自分が「A」判定を貰える問題が出題されたに過ぎない
という慎重な解釈をすべきです。
インターンとして身近にいた受験生K君に対して、この趣旨の話は
一昨年は何度か言い聞かせたつもりだったのですが、
昨年の論文試験でも不合格でした。
(K君は本年、論文試験を突破しました・・・祝!)
悪かった、という結果を突き付けられた科目については、
謙虚に反省できるのですが、
「たまたま良かった」のかもしれない科目については、
そういう反省は難しいものなのでしょう。
試験は自分との闘い、と良く聞く台詞ですが、
謙虚な反省をできない自分との闘い、ということも、
この短い台詞の意味に入っている、と私は考えるのです。
(2010年10月作成)