8年ほど前に訪問してお会いしたS社の社長様の近況を、
知り合いの弁理士Mさんからお聞きする機会がありました。
私がお会いした際に、その社長様が特許制度についての自説(主張)を述べられたため、
強烈な印象がありました。
その主張は発明者保護に大きく偏った考え方であったため、
私は、その主張が合理的ではない点を指摘させていただいたような気がします。
さて、その社長さんは、初めてお会いしたというMさんにも、
どうやら、私に述べた主張と同じような考えをご披露されたようです。
周りの方の意見や考え方を取り入れながら柔軟に考えるタイプの社長さんと、
自分の考え方を曲げずに突き進むタイプの社長さんとがいらっしゃいます。
後者は「良くない」と決めつけることはできません。
やや強引なタイプだからこそ、難局を乗り切ることができるのかもしれないから。
Mさんは社長さんと一杯やりに行く約束を取り付けた、ということでしたので、
社長さんの考え方は8年前と変わっていないので、
今後も変わらないと思います。
上手にお話を聞いてあげて下さい。
と、私からは申し上げました。
(2010年10月作成)